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マイマシナリーオーストラリア
  マイマシナリーオーストラリア 山本社長の豪州日誌 日豪国際交流野球




第10回 業務連絡


パークスカイ社バリー氏を手伝いながら、
オーストラリアの業界の勉強させてもらった。
特に技術担当の二ール ベル氏には、電気関係と(電子)セレクターなど、
技術的な事を教わった。

オーストラリアのゲーセン行った事のある人は、ご存知であろうが
殆ど日本製である。
新品は、問屋と日本メーカーと販売契約し、その特定の問屋が独占販売している。
その為、平行輸入出来ない。
狙うは、限られた販売契約の無い中古販売しか無かった。
中古機は、日本の機械を韓国、香港経由で仕入れている。
日本製を日本から直接入れていない。
いろいろ理由があるのだが、やっていないのが現状である。

パークスカイ社にとって、マイマシナリーは何が出来るか。
それがビジネスの鍵になる。
パークスカイ社は、難しい修理を他社に任せていた。
修理代は馬鹿にならなかった。
マイマシナリーとしては、”機械の故障なら、お任せ”ここが狙いどころであった。
モニター、基盤修理、部品調達などは、お手の物である。
もう一つ、日本から直接ゲーム機を売る事も出来る。
”どうですか、バリーさん、ここは私に任せてくれませんか?”

そして、初めて機械の受注を受けたのは、ここに来て一ヵ月後の事だった。

”池田、大至急、中古デイトナを送ってくれ。”

オーストラリアで初めての機械受注という事と
これからの試金石となるという事で、日本にいる時の100倍気を使った。

取締役池田の活躍で、機械は日本を出港、無事ゴールドコーストに届いた。
たかが機械一台送るのに、手間と時間を費やした。
店に設置し、稼動した時は、嬉しいよりもほっとした。

商売的には、赤字である。それでも小切手を集金できた事は最高の喜びだった。
この一台が、後の取引に繋がったのは言うまでも無い。
こっちの中古売買は、完全な”アズイズ(売りっぱなしで、故障は買い手の責任)で、
ババを掴むと、最低な結果になる。
パークスカイ社としては、現地で買うよりも安く、故障アフターサービスは、
私がいることで、安心であったはず。

その頃、前回の来豪の時に寺田さんの協力の下、
ロビーナタウンセンターに子供の乗り物のリースを交渉、
具体的に話を実現させ、5台 リース決定。来豪2ヶ月目の事である。

”池田、すぐに子供の乗り物を5台用意してくれ。今度はコンテナで、送ってくれ”
恐らく、池田としては,気持ちの準備などできる時間も無く、
パニック状態であったと思う。
しかし、ここで、もたもたしていたら、次は無い。
”思いつく前に実行””マイマシナリーに不可能の文字は無い”
の精神でやってきた。池田も120%理解している。
”そんなの簡単ですよ!”
なかなか言える状況ではない事は、十分わかっていた。
”さすが強情、いや根性あるな。”
この時の雰囲気を色で例えると、黒に近い灰色だった。
池田は、真っ黒だったのかも?

まず20フィートのコンテナを用意し、乗り物5台。 まだスペースがある。
コストは、殆ど変わらないので、出来る限り機械を詰め込む。
空間のスペースにはUFOキャッチャー用のぬいぐるみを突っ込む。
日本のUFO用景品は、こっちのに比べるとかなり出来が良い。
ぬいぐるみは簡単に売る事が出来た。

5台は決定してるから、OKだが、場所埋めの6台をどうするかは、
こっちの問題である。
パークスカイ社にセールス。プリクラ機1台受注のみ。
後の5台は、宙ぶらりん。
他の業者には、営業できるまでになっていないし、バリーに販売を頼んでも、
売ってくれなかった。
コスト面の関係で、詰め込むように指示したにもかかわらず、
在庫で残ってしまったら、恥ずかしい。がんばって送ってくれた池田に対して
顔が立たない。

”蒼かった”
プライドを掛けた、戦いをせざるを得なかった。
こんな簡単な事、、、と思う事でも、
ここでは、事情がまったく違うのである。

つづく

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バックナンバー

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第2回 帰らなければいいじゃん 2002.11.30
第3回 遙かなる大地へ 2002.12.4
第4回 運命の出会い 2002.12.10
第5回 美しき挑戦 2002.12.12
第6回 番外編 オーストラリア英語こぼれ話 2002.12.12
第7回 旅立ち 2002.12.16
第8回 Goin' Crazy 2002.12.22
第9回 気持ちE 2002.12.25
第10回 業務連絡 2002.12.29
第11回 初めてのコンテナ 2003.1.2
第12回 経済的な違い 2003.1.10
第13回 掟破り 2003.01.16
第14回 真夏のカウントダウン 2003.01.30
第15回 運命の分かれ目 2003.02.04
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第17回 日豪草野球交流 2003.06.24
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